血液検査でわかること(50音順)
【基準値と結果について】 【血液、血清、血漿、について】 【溶血、乳び、について】
▶検査結果の見方(一般1) ▶検査結果の見方(一般2) ▶検査結果の見方(特定健診)
検査結果用紙の見方 一般 その1
※1.検査項目の意味について
※2.基準値と結果について
※4.溶血、乳び、について
検査結果用紙の見方 一般 その2
※1.検査項目の意味について
※2.基準値と結果について
※4.溶血、乳び、について
検査結果用紙の見方 特定健診
※1.検査項目の意味について
検査項目の意味について(50音順)
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【 アルファベット 】
A/G比アルブミンとグロブリンの比 |
ALP肝臓、小腸、骨、胎盤に多く含まれる酵素です。 |
ALT(GPT)細胞内で作られる酵素で主に肝細胞に存在します。高値の場合肝臓障害の可能性があります。 |
ASO細菌の一種である溶血連鎖球菌(溶連菌)の感染で上昇します。治癒後も長期にわたって高値を示します。 |
AST(GOT)細胞内で作られる酵素で肝細胞もしくは心臓、腎臓などの臓器に多く存在します。高値の場合、心臓や肝臓、筋肉などの臓器に障害の疑いがあります。 |
Ca(カルシウム)骨代謝や、筋肉の収縮などに関与します。 |
CK(CPK)筋肉や心臓、脳に存在する酵素です。これらの部位が損傷すると高値となります。 |
Cl(クロール)(基準値)99~109 (単位)mEq/L |
CRP(定量)炎症がある場合に上昇します。 |
HbA1c(NGSP)過去1~3か月の平均血糖値を反映し、糖尿病の診断経過観察に必要となる検査です。 |
HDLコレステロール善玉コレステロールとも呼ばれ、血液中の過剰なコレステロールを肝臓に戻す働きがあります。この量が少ないと、血管にコレステロールがたまり、動脈硬化が進みます。 |
K(カリウム)細胞内に多く含まれ、神経や筋肉の働きに作用します。 |
LAP肝臓、腎臓、小腸に多く含まれる酵素です。 |
LDH肝臓や腎臓、心筋、骨格筋、赤血球などに特に多く含まれ、これらの臓器などに障害があると高値になります |
LDLコレステロール悪玉コレステロールとも呼ばれ、この量が多いと血管内壁に蓄積して動脈硬化を進行させてしまいます。 |
MCV・MCH・MCHC赤血球の大きさや色などを示す指数です。 |
Na(ナトリウム)血清の浸透圧や体内の水分バランスを調節する役割があります。 |
nonHDLコレステロールHDLコレステロール以外のコレステロールの総称で、総コレステロールとHDLコレステロールから計算されます。LDLよりも動脈硬化の指標として有用だと言われています。 |
RF定量間接リウマチの診断に使用されます。しかし、肝疾患でも数値が上昇することがあります。 |
TTT血清蛋白中のガンマグロブリン(抗体)が上昇すると高値になります。 |
UN(BUN)肝臓で合成される老廃物で、腎障害で上昇します。また蛋白質の取りすぎや腸内での出血でも増加します。 |
ZTT血清蛋白中のガンマグロブリン(抗体)が上昇すると高値になります。 |
γ-GTP肝臓や腎臓などでつくられる酵素で、肝臓では通常肝細胞や胆管細胞に存在し、胆汁中にも存在しています。肝疾患、胆道疾患で高くなり、特にアルコール常飲者では高値を示します。 |
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【 あ 】
アミラーゼ(血中)膵臓や唾液腺から分泌される酵素で、糖分を吸収しやすい形に分解します。 |
アルブミン総蛋白の約3分の2を占める蛋白で肝臓で生成され、栄養状態の指標となります |
異型リンパ球(A-Lympo.)特定の異物に反応して、変形したリンパ球です。 |
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【 か 】
間接ビリルビンビリルビンの一種で黄疸の鑑別に必要となります。 |
クレアチニン腎臓から排泄される老廃物の一つで、腎機能の指標となります。 |
血色素量(ヘモグロビン)ヘモグロビンは赤血球の成分で酸素を運ぶ働きと関係があります。 |
血小板数血小板は出血を止める働きをします。 |
血清鉄赤血球のヘモグロビンを構成する成分のひとつです。貧血の鑑別に必要となる検査です。 |
血糖血液中のブドウ糖のことで、全身のエネルギー源です。食事の影響を大きく受け、食後に上昇します。 |
好塩基球(Baso.)アレルギーに関与した働きをします。 |
好酸球(Eosino.)アレルギーに関与した働きをします。 |
好中球(Neutr.)細菌などの異物から体を守る働きをします。 |
コリンエステラーゼ肝臓で生成され血中に供給される酵素です。肝臓の障害で低値を示します。栄養状態の指標ともなり、脂肪肝で高く、低栄養状態で低くなります。 |
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【 さ 】
推算eGFRクレアチニンと年齢及び性別から計算される数値で、腎機能の指標となります。 |
赤血球数赤血球は体全体に酸素を運ぶ細胞です。 |
総コレステロール血清中に含まれるコレステロールの総量です。 |
総蛋白血清中に含まれる蛋白の総量でアルブミンとグロブリンで構成されています。 |
総ビリルビンヘモグロビンの代謝産物です。高値が続くと黄疸を呈します。 |
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【 た 】
単球(Mono.)殺菌作用や免疫反応に関与します。 |
蛋白分画血清中の蛋白を数種類に分類し、その比率を確認します。 |
中性脂肪糖分、飲酒などによって摂取された余分なエネルギーが肝臓で中性脂肪に変化します。中性脂肪は食べ過ぎや運動不足が原因で増加し、動脈硬化を起こします。 |
直接ビリルビンビリルビンの一種で黄疸の鑑別に必要となります。 |
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【 な< 】
尿酸痛風の原因物質です。高値が続くと足の関節などに痛みを感じるようになります。 |
尿中アミラーゼ血中のアミラーゼと比較することにより、膵臓由来か唾液線由来かを推測することができます。 |
白血球数白血球は病原体の侵入を防いだり排除したりする細胞です。細菌感染症により増加します。 |
ヘマトクリット値血液のうち赤血球が占める割合です。 |
無機リンカルシウムと同様におもに骨代謝に関与します。 |
リンパ球(Lypho.)生体に侵入した異物を免疫機能によって排除します。 |